より豊かな人生の実現を目指して

人生の目標(夢)! それ達成するための目標!

 「生まれてきた理由は何ですか?」「何のために生まれてきましたか?」と問われて、明言できる人は幸いです。 でも、あまりいないでしょうね!
 では、「この人生で何がしたいですか?」「夢は何ですか?」「人生の目標は何ですか?」と問われたら、少しハードルが低くなったから回答できるかもしれないと思えるでしょ? でも、やはり、明言できる人は少なく、できるひとは幸な方達です。だって、還暦を超えても、まだ、生きていくのに精一杯で、そんなことを考えられるゆとりがない人もいるのですから。私みたいに!
 できるならば、これらを持てた方が、人生において目指すべき・向かうべき焦点が明確なので、情熱やエネルギーや努力を集中しやすいはずですよね。
 とはいえ、即、これを達成するということはそう簡単ではないので、それを達成するためにもう一段階前の、あるいは、更に前の目標を設定して、そのための方策に対し努力することの方が一般的ですよね。いきなり夢の実現を狙うより、一つ一つ小さなものから大きなものへ目標を移して、その達成
を積み重ねて、やがて人生の夢や目標を達成するんだよね。

 一つ一つの積み重ねが必要なことは当然解るとしても、やはり、その夢や人生の目標を見つけることは重要ですよね。それが決まらないと、上の話は不毛の話ですよ。でも、それは人それぞれであり、その人が決めるべきものであるから、どうあるべきだと言うことは、言えませんよね。
 もし、聞きたいというのなら、「物事を決めるのを他人に任せてばかりいたのでは、人の意見を尊重するという耳障りのよい言葉の一方で、自分で考えることを止めて、自分の運命さえも他人に預けてしまうという性癖を身につけてしまっているのです。」ということになりかねませんよね。
 しかし、先にも言ったように、簡単には明言できるほど幸せに恵まれていない人は、自分の好きなこと探しから始めることになりますよね。そして、見つかったその自分の好きなことをして、これを通じて何かのために繋がっていると感じられれば、それを人生目的として設定し直し、今やっている好きなことを人生の目標としてしまおうというのですよね。
 これでも十分いいと思いませんか!何かに繋がっていたり、役に立っていたりすることを感じられるなんて素敵ですよ。素敵なこと探しが終わらない人もいるのですから! 

何事にも目標を立てる!

 「自分の運命を他人に委ねないこと!」やるべきことを決心したら、有言実行!そして、率先垂範!という話を別のところでしています。
 「やるべきことが分かっていたり、自分がやるべきことを判断したのなら、自分で、『こういう状況だから、私はこうする。可能なら、君たちはこうしてください。』と有言実行すればよいのです。そして、チームで行わなければならないのであれば、更に、チームリーダーであるあなたの率先垂範が必要です。」というような話です。
 これは、重大な局面に置かれてしまって、その打開策を考えて実行していく場合に大変重要なことですが、そのためには、その目的と目的達成のための目標を設定することが極めて重要なのです。人生の目的を叶えるための人生の目標を設定することも同じです。やるべきことの判断のまず最初は、目標の設定なのです。
 そして、これは、人生、仕事等、どのようなことにも同じように適応できます。目的=最終目標>そのための中間目標>そのための当初の目標、という具合に設定するのです。大きな目標は今やろうとすることにとっては目的になります。
 今どこまで目標の設定ができて、どこまで達成ができていていて、だから今はどの目標の達成を目指さなければならないのかを明確にするのです。そのためには、目標ツリーができていた方が理解しやすいでしょう。でも、普通は、こうなりたい、そのためには①②③を達成しなければならない。そして、①のためにはA、B、Cを、②のためにはD、E、Fを、③のためにはG、H、Iをやり遂げるくらいに整理しておけば、もうしめたものです。ただし、このツリーがしっかり整理できていないと、少なくともディメンジョンの整理がつていないと、Cのために①をするなどというチグハグなことになってしまいますから、ご注意くださいね。
 通常、上から下に目標ツリーは流れていきます。そして、目的(大目標)とそのための中間目標の設定、即ち、一番大きな目標とその一つ前の目標の設定が特に重要です。
 いろんなところで、小さなことから、実践してみてください。手始めに、大切な人に感謝を伝えるための目標ツリーをつくって、実行してみてはいかがでしょうか。
 十分できるようになったら、人生の目標ツリーを作成してみてください。きっと、充実した人生にできますよ。

「好きなこと探し!」とは言うものの

 過還暦世代では、あまり真剣には考えないでしょうが、今の若い世代にとって、これからの時代の中で、どうやって好きなことを見つけて、どうやってそれを生計の支えとして生かして行くのかという課題は容易に解決できるものではなくなってきますよね。これからは、大量のデータ収集や演算及び簡単な思考、そして単純な作業及び労働はITやAIが人間の代行をしていくことでしょう。そうなると、その経営者は益々豊かになり、職がなくなる人々は益々貧しくなり、貧富の差は拡大するばかりですよ。今でさえ、既に、社会の構成は、1%の大富豪、9%の金持ち、90%の貧困者だというのに、将来は1%のスーパー大富豪と99%のスーパー貧困者ということになるかもしれませんよ。それって、搾取者と被搾取者という構造なのかもしれませんよね。
 第2次産業や第3次産業はもとより、第1次産業もかなりの分野がAIが主体となっているでしょうし、匠の業も、AIに並ばれるかもしれません。
 ただし、依然、人の感性や技術を必要とする分野はあるはずです。例えば、日本・日本人の歴史・文化・習慣・価値観
・芸術というものは、世界標準化の中でも、特異な違いとして遺産として残っていくだろうし、海中や土中を使う生産等は工場生産化が難しい生産方法として残っていくような気がします。その他で生産に関わることができることとしたら、画期的な生産方法や輸送方法等を発明・考案するか、ITやAIそのものを創造するか、あるいはそのメンテナンスに携わるかというくらいしか思い浮かびません。いずれにしても、私のような凡人には生きてゆくことが難しい世の中ですね。そんな社会なら人口自体も随分と減少するでしょうね。
 そんな時代になれば、好きなことをして生きてゆけるなんて、とんでもない幸せなのでしょう。
 今でさえ、そんな気がしています。だから、いまでも好きなこと探しができていないという人は、好きなこと探しでは生きてゆけないと諦めて、探すことを中断していたのです。 
 でもね、反対に、そんなに裕福とは言えないまでも好きなことをやり続けている方々が既におられますよ。所謂、「オタク」だとか「マニア」と言われる方々です。皆さん、とことん好きなことを突き詰めてやっておられますよ。裕福ではないかもしれないけど、幸せなのは確かです。幸せという形態の一つのヒントを提示してくれているような気がします。

何事にも感謝する!

 「有難う!」「有難うございます!」っていう言葉を口にすることは本当にとっても簡単なことなのに、口にしない、できない人が多いような気がします。特に、困った上司は! 
 『あっ、人によりますかね。』
 世の中、自分ひとりで生産したり、やり遂げたりできることは殆どないのに、ちょっとうまくいったら、まるで自分だけの力でできたかのように勘違いして、鼻高々になる人のなんと多いことか!困ったものですが、あなたはそうならないでくださいね!また、そのような方々は、やがて、教訓を与えられることになるでしょうから、あなたからは裁きを与えないでくださいよ。降りかかる火の粉は払わなければならないでしょうが!(困った上司への対応要領は、別のシリーズでお話ししているのでそちらも参考にしてくださいね。)「裁きは神の御業にて人の範疇に在らず。」です。
 話を戻して、皆さんは人間に与えられているものを素直な気持ちで見直してくださいね。すると、人間なんて、与えられている環境や基盤を前提に、生きて、好きなことをすることを許していただいていることに気がつくでしょう?太陽や地球は勿論、空気も水も、陸地も海も、動物も植物も、鉱物等のいろいろな資源も、それを構成する原子核や電子構造も、何一つ、人間は作っていませんよ。すべて与えられたものばかり!。それらを利用して自分たちの都合や使い勝手の良いものに加工して、使用したり食してたりいるだけです。もともとのものは何一つ作ってはいないですよね。人間はこれらに適応し使用できるから地球上で一番反映しているということも言えるのでしょうが、それより、これらを与えられていることが生きてゆける前提であることを深く認識し直すべきだと思いませんか?
 与えられているすべて環境や基盤に感謝する気持ちをしっかりと持てば、エンドレスな資源開発や環境破壊に伴う、地球の悲鳴や、その結果たどり着くことになる人類の終焉に気付くのではないでしょうか?
 そして、あなたが口にする物や手にする物がそこに至るまでに、どれくらいの地球の資源や人々の努力が注がれているのかについて、思いを致してくだされば、自然と「有難う」「有難うございます」という気持ちになりませんか。それを言葉にするのです。地球上にこの言葉が溢れるようになれば世の中から争いは無くなっているだろうと思いませんか? 

孔子への一歩

 かつて、諸橋轍次氏が書いてくださった「論語」を紹介されたことがあります。孔子が言った言葉を弟子たちが思い出して書き留めた物だから、一つ一つの章毎に完結するものの全体的には体系化されているとは言い難いですけど、全体を通して理解すれば、孔子の人生哲学と人間としての価値観の持ち方、そして人間としての生き方・社会への貢献術等について、ほんの少しは理解できるような気がしました。
 なかでも、私が好きな、人生の基本ともしているフレーズを紹介しますと、まずは、「我、十有五にして学に志す(志学)、三十にして立つ(而立)、四十にして迷わず(不惑)、五十にして天命を知る(知命)、六十にして耳に従う(耳順)、七十にして心の欲するところに従えども矩を越えず(従心)」です。
これは、まさに人生完成の法則ですよね。このような人生を歩みたいと思いますが、私のような凡人は大変な努力を必要とすることは間違いなしです。特に、耳順と従心は超人的とも言えませんか。普通の人では絶対に無理なように思えます。
 でも、ここが人生完結の姿なのでしょうね。
 耳の奥に誰かの声(神声)が聞こえるようになり、やがては自分が声の主と同じような心(神心)を持つに至るというのですから、もう神ですね。神性を磨かねばなりません。
 次に、「樊遅(ハンチ)、仁を問う。子曰く、人を愛す」です。 孔子が説く、仁、義、礼、智、信のうちもっとも上位にあるのがこの「仁」だそうです。その「仁」の本質は人を愛すということであり、最大の価値観であるということらしいです。
 その次に、「過ちて改めざる。これを過ちという。」、 「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」、「内に省みて疚しからずんば何をか畏れ何をか憂えん」等です。これは、説明は不要でしょう。ほんとうにそうだ、そうあらねばと思っています。
 ほかにもたくさんありますが、何一つできていない自分だから、取り急ぎ、この5つを心に留めて、実践したいと思って生きてきました。その結果、今では、5番目は、ほぼ習慣化できるようになり、3・4番目の実施要領は、かなり実践できるようになったかな。2つめの格言は、理解はしているし、勤めているが、まだまだ不十分です。最初の格言は、全くだめです。
 始めた頃は、「不惑でも天命知るには全く及ばず」の心境で、充実した毎日にしていつかはたどり着きたいと思っていたのに、還暦を超えた今でも、耳順なんて気にしているだけで知命さえもほど遠い心境です。輪廻を重ねて到達するしかありません。
 どなたか、体得方法を教えていただけませんか~?

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