参考3 KM地震等からの教訓

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KM地震の状況について

KM市避難所開設・運営マニュアル(避難所開設・運営編)

飯田丸五階櫓(避難所開設・運営編表紙)

避難所開設・運営の3つの方針

避難所の開設・運営は、次の3つの方針を基本とします。

方針1
避難所は「地域団体・避難者」、「避難所担当職員」、「施設管理者」で構成する避難所運営委員会による運営を目指します。

まず「地域の集合場所」へ!避難は原則町内単位で!
●「地域の集合場所」を拠点に安否確認、初期消火活動、救出・救護活動を実施

避難所運営は「地域団体・避難者」中心で!
●指定避難所及び建物がある指定緊急避難場所の開設は、「施設管理者」もしくは「避難所担当職員」が実施
●避難所運営は、「地域団体・避難者」主体の避難所運営委員会が実施

方針2
避難においても良好な生活環境を確保するように努めます。
要配慮者にも優しい避難所づくり、男女共同参画の視点に配慮した避難所づくりにします。

要配慮者とは
●災害時に自力での避難等が困難で、配慮や支援が必要な、高齢者、障がい者、乳幼児、児童、妊産婦、外国人 等災害時には、誰もが要配慮者になる可能性があります。
誰もが配慮し合い、関連死を予防することが避難所運営の大きな目標です。

男女共同参画の視点に配慮
●避難所運営委員会への女性の参加、男女別更衣室の設置、女性用品等の女性による配布、性別に偏らない活動分担など

針3
情報収集・物資供給の強化を図ります。

情報収集
●各避難所運営委員会は、事前に取り決めた校区内の避難所における避難者数 などの情報収集を行い、定期的に区対策部に報告
●区対策部は、各避難所運営委員会からの避難者数等の報告を定期的に市災害対策本部に連絡

KM市の備蓄計画から

「備蓄対策」
蓄及び家庭・地域・企業内備蓄の基本的な考え方
大規模災害発生時には、物流・流通機能等が停止し、災害発生から3日間程度は、被災地外からの支援が行き届かないことや被災地のニーズを的確に収集することが困難な状況が続くことを想定しておかなければならず、この間は、住民、事業者、行政を含めた備蓄や区域内における民間協定事業者等からの調達を中心とした物資の供給体制を整備することにより、被災地域内で自立することが求められる。
 災害発生時に地域の住民が、まず避難する場所である「指定緊急避難場所(一時避難場所)」は、距離的にも比較的至近で、かつ、安全で損壊の恐れのない場所であり、本市では、257ヶ所を指定している。また、災害によっては、被災者の住宅に対する危険が予想される場合や住宅の損壊・消失等により生活の場が失われた場合、「一時避難場所」は「避難所」として一時的な生活の場所となる。このような状況を踏まえ、避難場所へ避難した住民への対応を中心として、日頃から被災直後に必要な物資等を備えておくことが必要である。
 また、「自助」「共助」の視点から、家庭における非常持出品等の備蓄が重要であり、いつでも持ち出すことができるよう、備えを呼びかけていく必要があり、「わが家の防災マニュアル」の配布や出前講座など、さまざまな機会を捉えて、家庭内備蓄の充実について市民に対し継続的に啓発していくとともに、自治会や自主防災クラブ等の平常時の活動においても、広報周知を行い、各家庭や地域、企業における備蓄を促進する。
 さらに、避難に際しては、防寒・寝具・食糧や生活必需品等を持参するよう促す。

家庭内備蓄について

(1) 備蓄食料の条件
次のような条件を満たしたものが、備蓄食料として適する。

日常生活にも使え、なおかつ長期間保存に耐えられるもの
調理にあまり手間のかからないもの
持ち運びに便利なもの
必要最小限のエネルギーや栄養素が確保できるもの

(2) 家庭での備蓄に適した食料・飲料水

主食 〇レトルト主食、〇米、〇個包装もち、〇アルファ化米 ○乾パン、〇即席めん、クラッカー、シリアル類、〇乾めん(うどん、そば、そうめん等)
主菜 ○魚・肉缶詰 ○レトルト肉料理、○シチュー類缶詰
飲料 ミネラルウォーター、お茶類(ペットボトル・缶)、スポーツ飲料、スキムミルク
その他 〇粉ミルク、ベビーフード等、乳幼児や高齢者の食べられるもの

災害に備えた準備について・災害時の避難について

「72時間の壁」についてご存知ですか

発生から72時間が過ぎると、生存率が急激に落ちる
各地から救助隊が来て活動
災害の被災状況等が把握でき、災害対応の態勢を整えるのに72時間をメドとしている
今回の地震でも最初は水・毛布等が不足
各個人があらかじめ備えておけばよかった

防災意識を高めよう(1~9まで)

災害はいつどこで起こるかわからない

1.あらかじめ家族で避難経路や避難場所で決めておきましょう

2.非常持ち出し品を用意しましょう
非常持ち出し品は避難時に持っていくもので、リュックに詰められる程度のもの
避難場所ではロウソクなどの裸火は使用できない

懐中電灯、携帯ラジオ、非常食(カンパン、プルトップの缶詰等)
飲料水(多めに)、薬など(病院のものも含む)、携帯電話(充電器も)
軍手、タオル、着替え、洗面用品など、
その他(オムツ、ミルク、生理用品、カイロ等)

※あると便利なもの
新聞紙、トイレットペーパー、ビニール買い物袋(大小)、ビニールゴミ袋、ビニールシート、風呂敷

※貴重品(現金や通帳、保険証など)
これらは別バッグに入れ肌身離さず

3.非常備蓄品を用意しましょう
※自宅で救援隊を待つ間の3~4日程度ものを準備

非常持ち出し品 + 下記のもの

食料(ローリングストック法の活用
レトルト食品、缶詰、米、玉ねぎやジャガイモ等、味噌、醤油等の調味料

アルミホイルラップ、卓上コンロとボンベ、電池

テントや寝袋、簡易トイレ、工具類など
※風呂の水は日ごろから貯めておきましょう!

4.家庭内の耐震対策

5. 家族で避難場所を決めたり、緊急連絡表を作くろう
救助や捜索の手がかりとなる
かかりつけ医療機関や親類等の連絡先の手掛かりになる

6. 家庭内の安全対策をしよう
家の補強、落下防止や転倒防止の他、
常に二方向避難路の確保

7. 買物や旅行に出かけたときは、非常口等を確認しよう
地震にあったら、買い物カゴやバッグで頭を守る

8. 日ごろから訓練に参加しましょう
救急法やAEDの使用方法も熟知しよう

9. 保険にはいろう

釜石の奇跡

釜石の奇跡を覚えていますか?
女川(大川小)の悲劇を覚えていますか?
「自らが考え準備する」癖は? 
「想定外を想定する」癖は? 

まずは、意識

自分達の命は自分達で守り~繋ぐ

そして、具現

家庭内等備蓄

実際的な訓練(避難誘導~避難所運営)の実施

避難の三原則
1.想定にとらわれるな
2.最善をつくせ
3.率先避難者たれ

知っていますか?弾道ミサイル落達時の行動

やはり、基本は「自分の命は自分達で守り繋ぐこと!」

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