どこまで危険になっていくのか(その5)

 昨年末に熊本地震で倒壊した阿蘇神社の楼門が漸く普及したので今年早々に御礼参りに行かなくてはと思っていたところ、新年を迎えた途端に、能登半島での地震や羽田空港での航空機衝突事故等、悲惨な災害・事故が起きてしまいました。少しでも早い、人命救助、応急救助、復旧・復興を祈っています。

 かつて、阪神淡路大震災次いで東日本大震災という未曽有の災害を経験した際に、危機管理能力及び対応能力の無い当時の政府を目の当たりにしたI.Sという国士政治家が「無能な政府を選んだ日本人に対する天罰だ。」というような内容の発言をしていたことが思い出されますが、今回の災害・事故も同じ戒めを認識する必要があるような気がします。国難に対し周到に準備し危機事態を粘り強く回避するとともにいざという時は迅速かつ断固として対応できる政府を選ばなくてはならないと痛感させられます。

 日本での災害時にはいつも心温まる支援を行ってくれる台湾では過日選挙が行われ、投票率70%以上の方々が投票を行い民進党の頼成徳氏を総統として選びました。台湾の選挙は、投票日の8時から16時までの間に本籍地にある投票所に行って投票をしなければならず、不在者投票も、郵便投票もないため、外国や本籍地以外の所で普段仕事や勉学をしている人は投票しようと思えば高い交通費を自分で支払って本籍地に戻らなければならないのですが、それでも70%以上の方が自分の一票を行使しているのです。日本とは大違いですよね。総統は引き続き民進党ですが、立法府の選挙では民進党が過半数を取れなかったため今後の政府運営は大変困難が予想されます。それでも、民衆党との連立等による過半数態勢を獲得して民主主義国の台湾政府が政策を進めていくことを願っています。

 米国大統領予備選挙が始まりました。国民党代表選挙の初戦がアイオワ州で実施されたのですがトランプ氏が勝利しています。日本のマスコミを見聞きしているだけでは、何となく、「いろんな罪状で起訴されているような人間が何故また選挙に出馬できるのだろうか?」くらいの感じしかしないのでしょうが、MAGA(Make America Great Again)運動に参加する草の根保守のアメリカ人は無国籍グローバリストの世界支配からアメリカを解放しアメリカの繁栄と独立を絶対に維持しなければならないという真剣な行動をしているというのが真実なのです。無国籍グローバリストに操られているRINO議員(Republican in name only 名ばかりの共和党員)や民主党にこれ以上アメリカを好き勝手にさせたくないと思っているのです。前回の不当選挙によって当選したバイデン政権によるアメリカの混迷から再びアメリカを豊かにしたいと真剣に思っているのです。

 無国籍グローバリストが主催する世界経済フォーラムのダボス会議が開かれました。世界中から国家を無くし無国籍企業が人類を支配する計画の具体化についてまた話し合うのでしょうね。しかも、単なる経済人の主催で何の権限もないのに世界の安全保障についても議題にしていました。次の戦争をどのような必然的情勢を構築して断続的に起こすかということを話し合っているのでしょうかね。なのに、まるで期待すべき素晴らしい会議というような論調でマスコミが報道しているのを耳目にすると寒気がします。日本からはK.Tデジタル大臣等が参加しました。「ダボス会議でこのようなことが議論されて結論をみたから日本もそうしよう!」なんてことを言いだすのではないかと心配です。

 また、そこに、CHINAが李強首相を参加させました。グローバリストと依存関係にあった江沢民派を粛清させた習近平王朝首脳部だというのに、昨今のCHINA経済の情勢がグローバリスト勢力との関係改善を必要としているということなのでしょう。加えて、共産党指導部の政治局員クラスやロケット軍のトップ指導部を次々と粛清しているのに台湾海峡での緊張を高める行動をするのは軍の規律や緊張感を維持させるためなのでしょう。CHINA国内の不安定状態から人民の関心を逸らすために隣国との緊張をエスカレーションさせないように日台米の政府と国民は十分な態勢を整え対応準備が完了していることを伝えることが引き続き必要かつ重要です。

 一方、我国においては、安倍派の政治資金集めパーティーにおけるキックバック騒動を契機に政府内に設置された政治刷新本部の幹事長に無国籍グローバリストの暗部のようなあの英国守旧派及び財務省との繋がりが深いと言われているK.S自民党幹事長代理が配置されました。政治資金の不当な管理を検証し処罰することから安倍派を潰すことに目的が変更されたようです。大手マスコミも、安倍元首相がパーティーでのキックバックや不記入を止めるように指導していたにも拘らず、野党が暴露されたら引用される『政治資金収支報告記載漏れ』を安倍派には『裏金作り』というレッテル張りで報道を統一しているようで、安倍派の解体だけではなく、減税を口にする政府にも脅しをかけている気もします。財務と検察とマスコミは、自分たちの政策と異なることを推進させる政府を潰す力を有していると誇示したいのでしょうかね。そして、宏池会が突然解散することになりました。安倍派を解散に追い込んで、安倍派潰しを完成させ、後に元安倍派と宏池会による新裏宏池会を作るのではないでしょうか。世界に日本の国益を主張することができた草の根保守の安倍というネームバリューをどうしても消してしまいたい思惑がグローバリストには根深くあるのでしょう。宏池会のパーティー参加者にはCHINESEが多いは何故か伝えてほしいものです。

 年度当初から大変な一年になりそうな予感がしますが、自ら正しい情報入手と適時の状況判断を続けましょうね。そして、選挙があれば日本の為に一票を有効に行使しましょうね。

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