どこまで危険になっていくのか(その2)!

 2023年の夏の甲子園は数年ぶりに熱くて清々しいものとなりましたね。バスケットボールやラグビーのWカップへの期待も高まっています。一方、毎日活躍を楽しみにしてきました大谷翔平選手に故障が再発したことは気の毒且つ残念の極みです。

 日本のマスコミ報道は、スポーツに関しては事実を伝えますが、スポーツ以外のものは、どこかの政治家がくだらないSNSを配信しただとか、どこかの芸能人が不倫をしただとか、実にどうでもよいくだらない内容ばかりですよね。

 ですから、日本のマスコミが伝えない最近の世界情勢はやはり心配になります。

 つい最近、ロシアで民間軍事会社ワグネルのトップであるブリゴジン氏が搭乗していたと言われるプライベートジェット機が墜落し同氏を含むワグネルの幹部が亡くなったとういうニュースが諸外国経由で入ってきました。報道統制が行われているロシアから早々にこのようなニュースが世界中に広まったということは、そこに伝えたい何かがあるということです。皆様も、『誰が何のためにこの事故を起こさせたのか?』という疑問に対する答えを粗粗察していることだろうと拝察いたします。しかしながら、こういうことは、決してロシアだけの話ではなく、欧米でも、CHINAでも、厳しい国内外情勢の中で権力や利権を獲得したり維持したりするために、権力志向者がしばしば行ってきたことであり今も続けていることなのです。

 では、アメリカから伝わってくる最近のニュースはいかがでしょうか。最も多く耳目にすることは、災害関連と為替・株式を除けば、トランプ元大統領の起訴に関することではないでしょうか。議会選挙を煽動したというものを含めて40件以上の起訴が行われているということで、このアメリカ経由のマスコミ報道を見聞きしているだけだと、日本人は「トランプ元大統領は悪いことばかりしている。」と思わされてしまいます。たぶん、「民主党を応援しましょう。トランプは大統領にしてはいけません。」と伝えたいからなのでしょうが、当のアメリカではこのようなマスコミ報道にも関らず、人々はいろいろな情報を自ら収集しているため、マスコミに追従することなく自らの判断で冷静に判断しています。このため、トランプ元大統領に対する根強い支持が続くどころか更に大きくなっていますが、このことはマスコミからは伝わってきません。反対に、バイデン大統領についてはいかがでしょうか。アルツぶりだとか、LBGTQ法・BLM運動支持による対立の煽動だとか、息子ハンター・バイデンの罪に対する無関心だとか、前回の大統領選挙で行われた複数の偽投票や偽集計の揉み消しだとか、ウクライナ戦争に対する手詰まりだとか等々、数多くの真実があるにもかかわらず、バイデン大統領のマイナスイメージに繋がる報道はほんの少ししか流されません。しかしながら、前述の通りで、自らの情報収集により、これらについて冷静に判断している人が多くなり、伝わってはきませんが、今やアメリカ国内の世論は真二つです。

 そして、CHINAについては、いかがでしょうか。マスコミから耳目するのは、垂れ流しの共産党広報部からの強圧的でしかも事実無根のプロパガンダばかりですので、何も考えないで聞いているばかりだと日本人は自分たちが悪いと洗脳されてしまいそうです。でもこれは、戦後GHQが我が国の国民に対して行ってきた手法の模倣なのですので、冷静に聞き流しましょう。ただし、反論の構築はいざという時の為に準備しておきましょうね。

 共産党指導部は、国際政治及び外交の分野では、ロシアをCHINA人民元経済圏に組み入れたり、サウジアラビアをドル石油基軸通貨態勢から離隔させたり、BRICSの参加国を増大させたりと、バイデン大統領よりも成果を上げています。このことは、共産党広報部経由のマスコミ報道からだけでも理解できますが、共産党指導部にとって不都合な真実は殆ど伝わってきません。

 CHINA不動産業界の巨額な負債、サプライチェーンからのデカップリングに伴う世界からの投資及び国内雇用の激減は世界の工場としての活躍場面を減少させ景気を大きく後退させ失業率を増大させています。次いで、偵察気球及び東風27号に関する機密情報の流出及び二重スパイ傅暁田(ふ・ぎょうでん)が発覚し秦剛外相が更迭されました。更に、治水に関する指導の成果を発表した一週間後に北京及び同周辺に大洪水が発生しました。

 これらの事実に関する詳細は殆ど伝わってきませんが、更にその先にある真実、例えば、新卒者の就職率は粗50%であり、共産党軍のミサイルを所掌するロケット軍及びサイバーを所掌する戦略支援部隊等のトップクラス、秦剛外相、そして党警衛局トップ(いずれも現CHINAリーダーの子飼いです。)等の失踪、不審死、更迭等、所謂子飼いの粛正が続いていること、大洪水の原因は周辺のダムや放水路を人為的に決壊させたことによるものでしかも共産党指導部は災害の現場確認に赴かない等ということは全く伝わってきません。これらのことは、今では、民衆の不振を招き、官僚たちの不作為を招く事態となっています。その証拠に刀郎の「羅刹海市」という歌が、CNINA国内だけで80億回以上も聞かれているのです。羅刹という町は善悪の基準が普通の道徳の規準とは真逆のことが行われる町で海市は竜宮城のような美しい町のことだそうですが、歌詞には羅刹に関することしかないのです。特に「豈有画堂登猪狗」という句が意味深長だということです。

 この歌の拡散が民衆の統治者離れを、拡散放置が官僚の無作為(指示待ち人形化)を示しています。更に、反スパイ法の実効化のために「歩く50万元」というキャッチコピーが報道されていますが、これも民衆を不安にしています。CHINAの実情は、共産党指導部にとってなかなか厳しいものがあるということなのでしょう。

 いかがでしょうか、やはり、自ら情報収集し、冷静に判断して対応することが大切だと分かりますよね。

 また、近日BRICS首脳会議が南ア共和国で開催され、来年から更に加盟国が増大することが決定されましたが、ロシアやCHINA等は、欧米への対抗軸としての新たな圏域通貨(ゴールドマン・サックスが画策し実務を担当するつもりです。)による新たな経済圏の構築を検討しています。通貨統一の実現性は困難だと思われますが、仮にも、これが、構築された世界は、ドル経済圏、ユーロ経済圏そしてBRICS通貨経済圏で構成されることとなり、無国籍企業の中心的機関である某組織の元一員であったジョウージ・オーウェルの著書『1984年』で描かれた世界(即ち、3つの極で構成され、それぞれは一握りの支配者が統治し、支配者は継続する戦争がもたらす不安定状態により利益を獲得し、自分たちのために歴史を作り替え、唯物論による価値観を強要し、ほんの少しの不味いお酒と食べ物で民衆を支配する。)の現実化と言えるでしょう。全く、おぞましい世界ですが、無国籍金融資本・企業の中心的組織は、長い年月をかけてそれを実現しようと計画し実行してきたのです。

 これを阻むには、私達の気付きと行動、特に若い人と女性の方々の意志と力が絶対に必要だと痛感しています。今のままでは子供たちに希望ある未来を残すことができない気がします!

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