断層世代も頑張っています!(その2)

 最近、友人の家の釜土の改修工事がありました。古い竈は、設置されてすでに60年以上経過しており、何度も修理が施されていましたが修理を重ねてくださった御父様も既にご逝去されており、ついに修復不可能なくらいに破損したため、新しい釜土を購入してその安全な使用に適した設置場所を作成していただくことにしたそうです。

 改修工事をしてくださった方は、依頼した建設会社関係の二人の左官屋さんだそうで、お一人は70歳代後半から80代前半と思われる気質が激しい所謂団塊世代の方で、主に作業をされたもう一人の方は60歳代の真面目な所謂断層世代の方らしいということです。

 所謂団塊世代の方は、もうあまり体は動かないので、技術的な指導と軽作業に従事しており、所謂断層の世代の方がてきぱきとしかも根気よく作業をしてくださったということです。この作業分担は年齢的に普通のことですよね。

 しかしながら、友人は所謂団塊世代の方のやや常識に欠けた振る舞いが気になったそうです。

 先ず、仕事を差配してくれた50歳位の建設会社社長への話し方が上から目線で極めて横柄で、仕事の関係から言えばかなり常識のない話し方をされるのだそうです。所謂断層世代の方は、所謂団塊世代の方とは別の会社の方で、極めて無口ですが普通に良識ある話し方と対応をされ、しかも誠実な仕事ぶりだったそうで、二人の格差を否応なしに感じたそうです。

 そして、何よりも、所謂団塊世代の方が、作業場に仮置きしてある購入した新しい釜土に腰を掛けていたことに憤慨したということでした。普通、釜戸のある部屋には荒神様を祭り、釜戸には盛り塩をして清めて、安全を祈願しながら大切に使用するものなのに、そこに腰を掛けるなどとは思いもよらないことだったそうです。友人はその行動を取りやめさせようと一旦は思ったそうですが、余りにも非常識で不謹慎なことだったため、注意しても反感を持たれ逆切れでいい加減な工事になったら困ると考え思い止まったそうです。その分、しっかりした御札でお祀りしようと考えたそうです。

 所謂断層世代の左官屋さんは、殆どお一人で、無駄な話をせずに、古い釜土の解体、釜戸の基礎台のセメント作り、基礎台の構築、耐火煉瓦による防火壁の設置等をほんの2日間で完了してくださり、友人はそのプロの技に感心しきりだったそうです。

 断層の世代も頑張っていますよね。

 大東亜戦争後の日本の歴史や文化・伝統を否定する教育や歪められた言語空間がこのような大人を作ってしまったのかと残念な気持ちになりますが、断層の世代以降でこれらをなんとか取り戻さねばならないと思いますよね。

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