最近の若い人は素晴らしい!(その2)

 先日、親族の若いお母さんとお話をする機会があり、話の成り行きで、「最近、CHINA指導部がウクライナ戦争におけるロシアへの支援やコロナに対するロックダウン政策等に伴い発生させた様々な問題が表面化してきているよね。例えば、西側諸国からの制裁及び西側企業のCHINAからの撤退による経済活動の悪化や財政の悪化並びに白紙デモに見られるようなCHINA指導部に対する国民の反感など。そこで、CHINA指導部は当面の状況の改善を図ろうとして、米国との対立状態を当面解除するための話合いを行うとともに戦狼外交で有名な広報マンを移動させ、ロックダウンも解除して、今は一時的に国内外への柔和な姿勢を示しているみたいだよね。」と愁伯が話しかけました。

 すると、その若いお母さんは「そうみたいですね。でも、経済力を取り戻せば、彼らはまたもとの独善的政策に戻り世界中華秩序の構築を目指して国内外において再始動するでしょうね。台湾や日本の尖閣正面における軍事的な力の誇示や力による現状変更姿勢は変わっていませんから。」と冷静に付言してくれました。

 愁伯は、『おや?こんなに普通の感じの若いお母さんがこんなに立派な知見をもっているの?誰かからの受け売りかな?』と思い、更に、「CNINA指導部は、『ロックダウンによるコロナの封鎖は上手くできている。』などとよく平気で嘘を言い続けたものだね。できなかったから、解除した途端に爆発的な感染が起きたのだよね。」と続けました。

 その若いお母さん曰く、「CHINAには、『鹿を指して馬と為す。』や『君子は豹変す。』という格言があるように、力のある指導部が白いものを黒と言えば人民は黒と言うしかないでしょうし、目的を達成するためには態度を変えることはむしろ当然のことと考えられているのでしょうから、今までCHINA指導部が行ってきたことは彼らにとっては『いいのです?何の問題もありませんよ。何か文句があるのですか?』って感じなのでしょうね。」と返されました。

 愁伯は、『この若いお母さんの知見は本物だ。よく勉強しているみたい。嬉しくなる!』と思いつつも、「そんなCHINAに日本の政財界はどうして騙され利用されて搾り取られ続けているのでしょうね?」と重ねて尋ねてみました。

 その若いお母さんは、「日本が戦争に負けて、彼らは勝者側にいるからでしょう!」と一刀両断の切れ味鋭い即答を返してきました。しかも、「コロナのワクチンを米国から買い続けなくてはならないことも欧州で発がん性の危険から売れなくなった除草剤が日本のホームセンターで大々的に売られていることも、全部日本が戦争に負けたからでしょう?」と反対に問い返されました。

 愁伯は、一瞬言い淀みましたが、「なるほど、そうですね!」と同意しました。

 愁伯が「なるほど」と思った理由はどこにあったのかについてお話しします。

 日露戦時の戦費をユダヤ人資本家ジェイコブ・シフから借り入れたことは有名ですが、日露戦争で勝利した日本が手に入れた僅かばかりの満鉄沿線の開発利権に参加したかったグルーバルを標榜する無国籍資本家たちを桂ハリマン協定の破棄により排除したことから彼らは日本に反感を持つようになりました。彼らの究極目標は今でいうニューワールドオーダーの確立ですが、そのために、まず世界を共産化させるためのマルクス・レーニン主義を構築し、それを世界中に頒布して世界中で暴力革命を推進させるコミュンテルンを設立し、そして、ドイツ、フランス、ロシアで暴力革命を成功させました。やがては世界共産化秩序を完成させその頂点に彼らが位置し世界をコントロールしようとしているのです。(その発展形がニューワールドオーダーと言えると思います。決して共産主義者が夢見るユートピアではありません。)大東亜戦争の前、このコミュンテルンの中国支部が中国共産党として設立し、日本の共産党はこの中国共産党の支部として下部組織化されました。

 これらも視点に入れて当時の世界情勢を考えると日本が大東亜戦争に踏み込まなければならなくなって行った状況に理由が思い当たります。

 大東亜戦争直前、日中事変が次第に泥沼化していく背景には、中国国民党の弱化を望む中国共産党の暗躍、欧州戦線に戦力を集中したいロシアの思惑、武器輸出で利益を得たい欧米の中国国民党支援等がありました。そして、戦争に誘き出された背景には、ABCD包囲陣やハルノートがすぐ思い出されますが、それを計画し実行させた欧州や米国のコミュンテルン員(米国のFR大統領を含みます。)並びに戦争による利益や利権を獲得しようとするグルーバルを標榜する無国籍資本家等の暗躍、コミュンテルンの一員である日本人有識者による戦争後の廃墟の中で日本の共産革命を成就させるため戦争遂行を応援する言論活動や戦争遂行計画の勝利検証等がありました。そして、元々継戦能力のない日本は負けました。

 このような背景をしっかり把握することなく、誘き出された当時の日本人のことを思うと残念で悲しくなりますが、戦後に自分たちで自らを縛り付けたままにしてしまった日本人に対してこそ無念な思いは大きくなります。

 戦後のGHQの日本占領、戦勝国やそのコミュンテルン員による東京裁判、要職追放、プレスコード、焚書等で美しい国日本(因みに上皇后様は現天皇陛下の幼少の折、戦前の教科書を読み聞かせていたそうですよ。)は滅茶苦茶にされました。当時の日本人指導者が日本人の婦女子を犠牲にしてRAAを設置しGHQに媚びへつらったことも日本人有識者がGHQ等に協力して日本の解体促進に貢献したこともありました。しかし、GHQの占領が終了した後も大東亜戦争の検証を日本人自らが公に実行することなくGHQやコミュンテル員並びに当時のコミュニストによる一方的な喧伝をそのまま無作為に受け入れその後も引き摺ったままであるということが一番の問題なのです。

 この後遺症を開放するための検証は、兵を語らない戦中派の敗軍の将ではなく当時戦争に参加しなかった人たちが公正に実施すべきものだと思います。特に戦時年少者と戦後生まれ特に団塊の世代の人たちにその責任はあると思われますが、先に述べた通り、公に検証は行われたことはありませんし、更に付言させてもらえれば、これらの方が日本を率いるようになってから日本の低迷が始まり今でも続いていると思っています。

 これらのことから、愁伯は、『今の日本にネガティブな印象を持つとしたらこれらの方々に無作為の罪があるのでは?』とほぼ確信的に思っていました。

 そこに、先に紹介した若いお母さんの「日本が戦争に負けたからでしょう!」のフレーズが愁伯のこれらの考えの固定化に待ったをかけ、「なるほど」と言わせたのです。

 日本にも、『朱に交われば赤くなる。』、『長い者には巻かれろ。』そして今流行りの『忖度する。』等の言葉があります。

 彼女の言葉には、『今の日本が不甲斐なく残念でならないのは、大東亜戦争後の日本人の無作為によるところが極めて大きいのは当然ですが、その敗戦の責任やその後の日本の有様を悪化させた責任を今ここで追及したところで何の益があるのでしょうか。当時の日本人社会の大きな流れが当時の日本人をそうさせてしまったのだから仕方のないことだし、責任を追及するには検証や議論が尽くされなければならないのに今まで公になされていません。今それをここで行うとしても十分な時間は持ち合わせていませんので、ここでは『戦争に負けたことが悪い。』とさせてください。それで、結論が出ないことが明白な論議をこれ以上続けて時間を消費してしまうことは回避できます。』というニュアンスが含まれていると感じました。これが、「なるほど」と思った理由です。

 何とも賢い。聞くところによると、その若いお母さんは断層ジュニア世代の方だそうです。

 最近の若い人は素晴らしいですよね。

 「断層の世代としてもっともっと勉強して考えなくてはならない。」と反省しきりの愁伯でした。

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